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学問をやっていて、本当に感動する瞬間って何だと思いますか。
僕は最近二つのことを感じるんですよね。
一つは「自分の概念を以て、物事の現象についての認識を深めること」。
つまり自分が勉強したり、考えたことが実際に世の中で当てはまるって実感すること。
もう一つが「自分が構築した概念を、思わぬ形で見聞きすること」。
これは簡単に言うと、自分がこうだろうなぁって思ってたことを、歴史の人間や研究者たちにより提示されること。
つまり、「あっ!!この人自分と同じこと考えてるっ!!」ってやつ 笑

僕は結構二つ目の瞬間ってすごく感動するんですよね。
生まれ育った環境や、人生で何をやってきたかも全く異なる人と概念が一致するって奇蹟だと思うんです。
また自分がなんとなく思ってたこととか、うまく表現できなかったことを言語化しているのを見ると純粋に尊敬しますね。


「幕末における視座の変革」っていう丸山真男の論文からの抜粋。

「思想家が当時のことばと、当時の価値基準で語ったことを、彼が直面していた問題は何であったか、という観点からあらためて捉えなおし、それを、当時の歴史的状況との関連において、今日の、あるいは明日の時代に読みかえることによって、われわれは、その思想家の直面した問題をわれわれの問題として主体的に受け止めることができるのです。」(p208)

これ読んで、「ああっ!!!」ってなりましたよ、かなり。
いつも僕が言ってることを、こんなにうまく表現してる。
やっぱり丸山はすごいと再確認しました 笑

「何で勉強するのか」っていう問いがあるじゃないですか。
子供のころ一度はみんな思うやつ。
僕は勉強って自分の豊かさのためにあるのだと思うんです。
将来お金をたくさん稼ぐことが出来るって意味じゃなくて、考えること自体に非常に大きな意義がある。
本来学問へのパトスっていうか、動機はここにあるべきなんだと思います。

何故こう考えることが難しいのか。
それは日本社会の構造的な問題だと思うし、教育にも非常に関わってくる。
むしろ日本社会の根底に流れる文化的なところに問題があるんだと思いますね。
これを書き出すと長くなっちゃうので、後々書くとしましょう。

しかし今週の土曜日は授業とってないのに、プレゼンするはめに・・・

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  • プロフィール
HN:
Aichi
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/06/17
職業:
コンサルタント
趣味:
アルティメットフリスビー、読書
自己紹介:
はじめまして。Aichiです。
コンサルファームでアナリストをやっています。

【生きていく上で大切にしたい3か条】

1.矜持を持つ
僕は「矜持」という言葉が好き。
自分を正当化するためのプライドなんて必要ない。
自分に変なプライドがあって、
自分の可能性を狭めているのなら、
そんな偏屈な自尊心はポイっしたい。
素直な心があってこそ、
「誇り」は自らの力となる。


2.「理想主義」であること
僕は「現実主義」という言葉が好きじゃない。
よく「現実を見ろ」っていいますよね。
でもそれって結局のところ「現状維持」なんです。
理想を描ける人になりたい。
理想を語ることのできる人になりたい。
そういう意味での「理想主義」です。


3.誰かのために頑張れること
「社会貢献」ってよく聞きますけど、
それは一体何を意味するのでしょう。
「自分のまわりの人たちを大切にすること」、
僕はそんな風に定義できるのだと思います。
もちろん“まわり”っていうのは様々な範囲がある。
だから、ボランティアでゴミ拾いをしている人たちや、
食糧支援をしているNGOだけが「社会貢献」を担っているわけではない。
本当に小さなことでもいい。
「あなたがいてよかった」、
そんな風に思ってくれる人が一人でもいてくれれば、
それは紛れもなく「社会貢献」なのです。
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