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最近は部活と簿記の勉強ばっかで、まともに卒論の勉強してませんが、ちょっと思ったことを書きます。

テーマは「教育と地方分権」

ちょっと長くなりそうなんで、数回にわけて投稿します。

今日の新聞で、ゆとり教育から学力重視へっていう記事があって、その記事への意見です。

ゆとり教育の問題って確かにいろいろ問題が出てきてるんだと思うけれど、教科書のページを増やすとか、もうそんな問題じゃないと思うんですよね。

文科省の委員会から出てくる案ってやっぱ、う~んって感じです。

なんか時代錯誤だし。



僕の専門は政治学ですけど、政治と教育ってとても関係が深い。

僕は現代日本の教育に対してこんな風に思っています。


まず全ての教科に言える事は、知識に偏重しすぎであるということ。

中学・高校で暗記したことがぜんぜん人生の肥やしになっていない。

僕は個人的に歴史が好きなんで、よく引き合いに出しますけど、今の歴史教育はホントにダメだと思います。

まぁたくさんダメなところがあって書ききれない勢いなんですが、まず「結果しか覚えない」ことが最悪。

小学校から中学・高校まで歴史をやってきて、おそらく自分の歴史観をちゃんと持ってる人はほんのわずかだと思います。


何故なら歴史的事件を暗記するだけで、自分の教養になっていないからです。

例えば、「1931年 満州事変」

って覚えている人は多い。

でも、「満州事変って何??」

っていう問いに答えられる人は少ないと思います。


もっと言えば、「満州事変に夢を馳せた人の想い」

を考えたことある人がどれだけいるでしょうか。

少なくとも学校で求められる勉強をしても、それはムリだと思います。


現代の歴史教育の問題ってこういうことだと僕は考えています。


1937年に日中戦争が起こったことは知っていても、日中戦争が何故起こったのかを考えることをしない。

東条英機がどんな思いで戦争を始めたのか、考えたことがない。

そもそも日本ってなんで戦争に負けたのか、自分の考えを持ってる人ってホントに少ない。


すっごく安直な、知識を暗記するだけの学びになってしまっているのです。


こんなのつまらないって。

ただ年号と事件を覚えるなんて面白いはずがない。


それじゃ、そもそも歴史を勉強する意味がない。

僕は歴史を勉強する大きな意味として、「歴史を動かしてきた人たちに想いを馳せる」っていうのを強く挙げたい。

「もし、自分がその立場だったらどうしたか」

とか

「その状況で考えられる一番の選択肢ってなんだったんだろう」

って考えることにこそ意味がある。


「歴史に If はない」っていう格言を履き違えている人が非常に多い。


確かに過去の歴史を変えることは出来ないけど、

歴史から学んで、未来を変えることは出来る。


そして歴史から学ぶって、その当時・その時代を生きた人たちの生き方とか勇姿を学ぶんです。


決して歴史的事件そのものからではない。


「歴史は人なり」

ですからね。



次回は現代の教育における、評価制度について書きます。


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  • えび
NONAME 2008/07/29(Tue)04:08:12 編集
たしかにそうだよね。
大学とかその附属では知識偏重にならないように研究されてるんだけどね。
結局大学の入試は知識しか見てないし、
でも当然何万もの受験生を合理的に振り分けたいなら知識を見る。。
そこらへんが矛盾してるんだと思うの。
学校教育はもっともっと内容の「裏側」を見せる
努力をしてかなきゃやね。
  • 無題
まえだ 2008/07/29(Tue)12:52:48 編集
あえて批判すると、今の現状の歴史教育を「学びの端緒」だと捉えれば、それだけで十分にも思えます。すなわち、「満州事変」と結果だけ教えられてそれで興味が湧かなければそれでよし。逆に興味が湧いてもっと知りたいと思えば質問もできようし、インターネットの発達した現代を鑑みると調べることなどいともたやすいことです。
もしその状況を改善したとして、「結果に至るプロセス」と「結果」を有機的に結びつける教育をしたとしても興味を持つ人と持たない人というのはやはりいます。そこで一番重要なのは知りたいと思うその能動的態度ではないでしょうか。

ただ、それを言ったとき、能動的態度にさせてしまうほどよい「端緒」の提供という点も重要性を増してきます。
このように、結局はいたちごっこになってしまい議論は集約されてきません。
それはおそらく中学や高校と大学との間にあるつながりのせいで見いだされる中学や高校の特性ではないかと思います。換言するならば、俺は高3の夏受験勉強を始める前にいろんな大学の過去問を見てて思ったんですが、最終的に日本の大学が求めているのは「情報処理能力」ではないかと気づきました。大量の情報を集めて、プロセスできるように変形させ、実際の問題にあてはめて解答する。大概その能力しかみていません。
また、少子化の影響で「全入時代」に突入した現代ではますます大学進学率は上昇し、進学率の低い高校は淘汰される。そのような状況だからこそ、いわゆる「情報処理」を教えてしまう、そんな教育なのではないでしょうか。
従って一概に何が悪いかは決することはできないと思います。

しかし、本音を言うと、日本の歴史教育はクソです。類似点の多いドイツと比べてもその差は一目瞭然。
ナチスの影を認めることができたのはドイツの歴史教育の賜物である、とオステン(一回だけ出席したドイツ比較法の教授)が言ってました。



なんちって。
  • 無題
あいち 2008/07/29(Tue)23:16:02 編集
toえび氏

そうなんですよ~そもそも入試制度自体に問題が多い。

とりわけ教育を考えるのなら,大学入試は避けて通れないですからね。

第二回でその辺を書くつもりです☆☆
  • 無題
あいち 2008/07/29(Tue)23:25:51 編集
toまえだ氏

久しぶりやねっ♪♪
相変わらず,チャラ×2してるかい??(笑)


コメントありがとうね。

まぁ小学・中学・高校・大学っていう一連の流れの中で,どの時期何を求めるのかってのが大事なんだと思う。

あと大学入試制度自体の問題。


多分今の大学入試のやり方を前提としたら,そういう事になるんだと思う。


ただ僕はそもそも今の入試を変えるべきだと思ってる。

これまで「情報処理能力」の高い人たちがいい大学に行って,最も「情報処理能力」が高い人たちが官僚になってきた。


そんな優秀な人たちが引っ張って来たこの国はこの様だからね(笑)


この辺のことを次回書くからまた読んでみてo(^-^)o
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1986/06/17
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自己紹介:
はじめまして。Aichiです。
コンサルファームでアナリストをやっています。

【生きていく上で大切にしたい3か条】

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自分の可能性を狭めているのなら、
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2.「理想主義」であること
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よく「現実を見ろ」っていいますよね。
でもそれって結局のところ「現状維持」なんです。
理想を描ける人になりたい。
理想を語ることのできる人になりたい。
そういう意味での「理想主義」です。


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「社会貢献」ってよく聞きますけど、
それは一体何を意味するのでしょう。
「自分のまわりの人たちを大切にすること」、
僕はそんな風に定義できるのだと思います。
もちろん“まわり”っていうのは様々な範囲がある。
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