もうかれこれ二年半くらいブログ書いてることになります
よく続いたものです☆
ひとつ昔書いた文章を引用します
ちょっと長いです
反体制という名のロマン
大学に入ってあまり本を読まなくなった気がします。僕は活字が結構好きだし、以前は
何はともあれ今日は全共闘時代について書かれたものを読みました。僕は基本的には左翼が嫌いです。必要だとは思いますが、個人的にはリベラルな思想もあまり好きではないです。政治家の伝記ばかり読んでいたからかもしれないけど、僕は物事を為政者の視点から見る癖があるようです。政治とはなにかと考えた際に自分なりにそれを定義するならば、「選択可能な選択肢から最もましな物を選んでいく事」だと思います。マキャベリやホッブスやらが言っている事もそうだし、田中角栄の「政治はベストよりベターだ」という姿勢にも共感を覚えます。基本的に保守的な考えを持っているのかもしれません。もちろんICUで行われる議論の場では違和感を覚えることが多々あります。日本に思想の自由があってよかったと思います。もしICUに入学しただけでリベラル思想の強要がなされるとしたら、絶対に学校を辞めていたでしょう。僕がなぜリベラルな思想を好まないのか…自分で少し考えてみました。一番の理由は主体性、というよりか当事者としての自覚の欠如なんだと感じます。リベラルな人間は客観性と批判精神に最大限の重きを成します。言ってみれば自分たちは問題の外側にいるのです。確かに世の中には常に権力の暴走に歯止めをかけるため、リベラルな人間が必要なことは間違いないでしょう。しかし僕は外から物言いだけして、批判だけしといて、どうすればいいか具体的に議論しない、いわば無責任とも言える態度にはどうしてもシンパできないのです。こういった感じでしょうか。
とりあえず話を本の話題に戻しますと、僕は反体制という一種のロマンに魅せられた学生たちに共感みたいなものを覚えました。学生運動をひっぱっていた多くの者たちがあまりに純粋で、そのために悲惨な結末を迎えてしまうという皮肉。なぜよりよい世の中を目指して、活動を始めた学生たちが殺し合いまでしなければならなかったのか。とても大きな問いだと思います。思想というのは研ぎ澄まされればされるほど、排他的になり他者を受け付けなくなる。また自分の信じていた思想が世の中の求めているものと相容れないと分かったとき人はどうしょうもなくなるのです。ただ一つ言える事は、全共闘に生きた学生たちは既存の価値観や体制を批判するだけでなく、自らの身をうって投げた。そこには紛れもなく主体性が存在するのです。僕は全共闘で体制を、また自分たちを変革しようとした人たちに敬意を払います。
2006年2月
こんなこと書いていました。
よっぽどICUの掲げるリベラリズムに抵抗を感じていたのでしょう・・・笑
もちろんICUは望んで入ったのですが。
でも今改めて読んでみると自分の考え方が少し変わったかなぁって思いました。
いまでも主体性ってところはかなり大切な価値観なんだけど、昔より今のほうが「理想主義」になったのかなぁって思う
例えば、エッセイの中で政治は「実際に選べる選択肢の中でもっともましな選択肢を選んでいくことだ」と定義していますが、今は「今は選べないけどもっといい選択肢を選べるようにしていくこと」が政治の大切なところなんじゃないかなぁって思う。
正直自分で昔書いた「政治はベストよりベターだ」という言葉も今はすんなり飲み込めない感じがする。
今は「理想主義」という言葉に対して抵抗を感じなくなったことが僕の思想の変化を表しているのだと思います。
こうやって昔の自分と対話できるって面白い。
みなさんも昔自分が書いた日記を改めて読んでみると何か発見があるかもしれませんよ〆
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- プロフィール
コンサルファームでアナリストをやっています。
【生きていく上で大切にしたい3か条】
1.矜持を持つ
僕は「矜持」という言葉が好き。
自分を正当化するためのプライドなんて必要ない。
自分に変なプライドがあって、
自分の可能性を狭めているのなら、
そんな偏屈な自尊心はポイっしたい。
素直な心があってこそ、
「誇り」は自らの力となる。
2.「理想主義」であること
僕は「現実主義」という言葉が好きじゃない。
よく「現実を見ろ」っていいますよね。
でもそれって結局のところ「現状維持」なんです。
理想を描ける人になりたい。
理想を語ることのできる人になりたい。
そういう意味での「理想主義」です。
3.誰かのために頑張れること
「社会貢献」ってよく聞きますけど、
それは一体何を意味するのでしょう。
「自分のまわりの人たちを大切にすること」、
僕はそんな風に定義できるのだと思います。
もちろん“まわり”っていうのは様々な範囲がある。
だから、ボランティアでゴミ拾いをしている人たちや、
食糧支援をしているNGOだけが「社会貢献」を担っているわけではない。
本当に小さなことでもいい。
「あなたがいてよかった」、
そんな風に思ってくれる人が一人でもいてくれれば、
それは紛れもなく「社会貢献」なのです。
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