「言葉」の持つこわさ

今日はアビームの同僚と飲んできました♪

よしたか誕生日おめでとう！！
あと２次会行けなくてゴメンね。


それで最近テレビや新聞を見て思うことを一つ。

日本では何故こんなにも「言葉」が物神化されるのか。
そんな風に感じるんです。

最近よく言われるのが「ハケン」の問題。

先週のサンプロでも昨日のニュースステーションでもやってました。

「この不景気に，ハケン労働者たちは路頭に迷っている。政府はどうしてくれるのか」と。

僕はこういった場合の報道ってすごく一面的だと思うわけです。

或は言葉が一人歩きしてるともいえる。

「ハケン」は全部ピンチみたいな話にすぐなる。
もちろん正規雇用の問題って難しいんだけど，ハケンを選んでやってる人もたくさんいるわけです。

好きな時だけ働きたいとか，子育てをしながらとか。

それに正規雇用の人間が不当に賃金をもらい過ぎてるケースも多い。

別に「ハケン」そのものが悪いわけじゃない。

問題はむしろハケン労働は社会保障に不安があるところなんです。

だからハケンという働き方を否定するんじゃなくて，社会保障を充実させる方向も十二分にある。

この辺は経営側と労組が一緒になって反対するってこともあるかもしれません。

ただ「ハケン」というラベルを張ることで問題が見えなくなってくる。

こういうのって日本の至るところにある気がしてなりません。

「言葉」を置いておくことによって満足しちゃうというか，いってみれば物神化です。

「デモクラシー」もそう
「侵略戦争」もそう
「政治」だってそうです。

日本には憲法があり，三権分立が成され，議会が国の在り方をきめる。
だから「デモクラシー」だ。

こんな風になる。
これで安心しちゃう。

でもこんなのいいわけがない。
デモクラシーなんて，つねにデモクラシーを求めるからこそ，デモクラシー足りえるわけです。

「永久革命論」じゃないけど，絶えず「考えて」こそ制度は形式的なもの以上の存在になる。


そんな風に思いません？？